新潟県が今月31日に加茂市の「土砂災害警戒区域」などを指定
目標としていた「出水期前の指定」となる
新潟県は今月31日に、土砂災害防止法に基づいて、加茂市の「土砂災害警戒区域」および「土砂災害特別警戒区域」の指定を行なう、と発表した。指定箇所は306か所で、県土木部砂防課のホームページでも指定範囲などを閲覧できる。
加茂市内の警戒区域の指定に関しては、「地価が下落」「一部区域の指定は荒唐無稽」などという小池清彦・前加茂市長の反発から、県内では同市だけが指定をできずにいたが、今年4月21日に行われた加茂市長選で藤田明美・新市長が誕生したこともあり、指定に向けた作業が前進したと見られる。これにより、県では、加茂市民の安全を考慮し目標としていた「出水期前の指定」を達成できる見通しとなった。