新潟県が新潟市北区に保管し続けてきた汚泥について一般競争入札を行うと発表

対象汚泥は約4万5000トン

新潟県は24日、新潟市北区の県有地に保管している脱水汚泥の処理について一般競争入札を行うと発表した。対象汚泥は約4万5000トン。入札参加条件は5000トン以上の処理が行えることなど。入札日は7月4日。

入札に関する県のホームページ
http://www.pref.niigata.lg.jp/kigyoshisetsu/1356918323646.html

新潟県では泉田裕彦元知事が福島第一原発事故以降、臨海工業用水道の汚泥の中から放射性セシウムが検出されれば、全てその汚泥を処理せずに保管するという異例の対応を決め、新潟市北区の県有地(新潟市北区、企業局が管理する土地)に汚泥を保管し続けてきた。その一方、東京電力ホールディングス株式会社に引き取りを求めてきた。だが、東電は昨年12月、直接的な引き取りは困難であると県に伝えた。

引き取り困難と判断した背景には、保管されている汚泥は、1キログラム当たり8000ベクレル以下であり、国の基準では通常の処分場に埋め立てられることになっていることなどがある。じっさい、新潟市などでは8000ベクレル以下のものは処分場に埋め立てていたという。

東電の回答を受け、県では、一般廃棄物として処理する方針を打ち出していた。

イラストはイメージです。

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