認知症にならないことを祈願する純米吟醸酒「呆封酒」
金箔入りで節目の酒宴の席での話題づくりや長寿のお祝いに
何かしらの病気によって脳の神経細胞が壊れ、物忘れや認知機能の低下が起こり、日常生活に支障をきたす「認知症」。本人だけでなく、家族にとっても切実な問題だ。
厚生労働省の発表(2015年1月)によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人。65歳以上の約7人に1人が認知症と推計されている。また認知症の前段階とされる「軽度認知障害」と推計される人(約400万人)を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備群ということになる。厚労省の推計によると、2025年には、認知症患者数は700万人前後に達する見込みという。ただ、根本治療薬はなく、「生活習慣病を予防・治療する」「運動する」「他人と交流する」といった予防に関心が集まっている。
認知症にならないための「祈願商品」も登場している。日本香華株式会社(新潟市西区)は「創業60周年特別企画」として、認知症にならないことを祈願する観音菩薩(クリスタル呆け封じ観音菩薩、金蒔絵屏風飾台付ブロンズ呆け封じ観音菩薩)、祈願酒「呆封酒(ぼけふうじしゅ)」を企画している。
このうち呆封酒は、金箔入りの純米吟醸酒で、長寿の祝いなどに適した酒。節目の酒宴の席での話題づくり、長寿のお祝い(贈答用)などに活用できる。製造は、創業260年以上の柏露酒造株式会社(長岡市)。また「ぼけ封じ成す守」が付いている。
【呆封酒(金箔入り)】
■金ラベル
原料米/五百万石 他
精米歩合/60%
アルコール度数/16度
日本酒度/+2
容量/720mℓ(化粧箱入り)
価格/10,000円(税別)
■銀ラベル
原料米/五百万石 他
精米歩合/70%
アルコール度数/15度
日本酒度/+6
容量/720mℓ(化粧箱入り)
価格/6,500円(税別)