若手社員の5月病を撃退する“ランチ革命”

マーケティング会社のグローカルマーケティング(長岡市、今井進太郎社長)が行っている「HOTランチ」の取り組みが成果をあげている。

HOTランチとは、今井社長が考案した取り組み。社長と社員が二人きりでランチを食べながら、夢や仕事における課題などについて本音で語り合う。毎週社長から、該当する社員に声がかかり、外食へ出かけるという。
社員一人ひとりの「やりたいこと」を社長自らが引き出し、それを実現できる環境をつくり、働く喜びを感じてもらい、人材の定着を目指した取り組みだ。

じっさい入社2年目の社員は、HOTランチを通じて、「自分もセミナー講師をやってみたい」という夢を話したところ、「ぜひやろう」と、その2か月後に講師登壇する機会を得た。

様々な業界で人材不足が深刻化するなか、それと表裏一体の関係にあるのが「離職問題」。厚労省による新規新卒者の職場状況に関する調査によると、就職して3年以内の若者の30%が「思った会社・仕事内容と異なった」「人間関係がうまくいかなかった」との理由で退職している。

当社でも、退職者が重なる時期があったという。こうしたなか、このままではいけないと始めたのが「HOTランチ」なのだという。

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