糸魚川市の藤田年明副市長が投票依頼問題により13日付で引責辞職

藤田年明副市長(2021年7月21日撮影)

今年4月の新潟県糸魚川市長選挙において、糸魚川市の藤田年明市長が市の幹部職員らに「頼むね」などと声をかけ、米田徹市長への投票依頼をしたともとれる行動をした責任を取り、糸魚川市は12日、藤田副市長が13日付で副市長を辞職すると発表した。

糸魚川市選挙管理委員会が藤田副市長を刑事告発することを決めた翌日の7月21日、藤田副市長は記者会見を開き、辞任の意向を表明していた。当時、骨折で入院中だった米田市長が復帰するまで辞任は待つ形となったが、米田市長が2日に公務復帰したこともあり、13日付の辞職に決まった。

この問題で、糸魚川市選挙管理委員会は11日に糸魚川警察署に対して告発状を提出し、受理されたが、糸魚川市によると、告発状の提出は今回の辞任時期とは関係ないとしている。

辞任日の決定を受けて、米田徹市長と藤田副市長が12日にコメントを発表した。米田市長は「副市長不在の間は、幹部職員と連携し対応してまいります。なお、後任については、早急に検討を進めてまいります」とコメント。藤田副市長は「米田市長を始め、職員にはここまで支えてもらったことに対し、大変感謝しております。今後は一市民として、市政の推進に協力してまいります」とのコメントを出した。

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