新潟県の犬・猫の殺処分頭数は866頭で過去最少

前年度比で78頭減少

耳の先端約1センチメートルをV字にカットした猫

新潟県は29日、平成30年度の県内(新潟市を含む)における犬・猫の殺処分頭数は866頭(犬9頭、猫857頭)で過去最少になったと発表した。前年度と比べると78頭減少した。

・県または新潟市の施設に収容された犬・猫の数(2373)
・飼い主のもとへ返還された犬・猫の数(180)
・新しい飼い主へ譲渡された犬・猫の数(1349)
・殺処分または収容中に死亡した犬・猫の数(866)

(※)年度はまたいだ繰り入れ、繰り越しがあるため、収容数=返還+譲渡+殺処分とはならない。

殺処分数ゼロを目指している新潟県では、これまで、殺処分の数が多い子猫の殺処分数の減少を中心に以下の事業を行ってきた。

・飼い主のいない猫の不妊去勢手術に対する助成事業(手術の際に耳の先端約1センチメートルをV字にカットしてもらうことで手術したことを証明できる猫。オス5000円、メス10000円)
・(まだ自力でミルクを飲めない)子猫に対し、ミルクを与えるすべがないことから、やむなく殺処分されるケースがあるが、これを阻止するためのミルクボランティア制度の導入
・県から譲渡する犬・猫を対象にしたマイクロチップ導入(新しく飼い主となる方の了承を得たうえで、迷い犬、迷い猫になることを防止するために、犬や猫にマイクロチップを埋め込むモデル事業)

なお殺処分に関する情報は以下のサイトでも見る事ことができる。
http://www.pref.niigata.lg.jp/seikatueisei/1192465866570.html

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