新潟市でミズベリングが今年も6月から9月まで開催
「アウトドアオフィス」新たな企画も登場
新潟市中心部を流れる信濃川(萬代橋~八千代橋)のやすらぎ堤に、地元飲食店などが期間限定で出店して、来店客が川などの自然を眺めながらビールや地元料理を楽しむ「ミズベリング信濃川やすらぎ堤」。そのミズベリングについて話し合う「信濃川やすらぎ堤利用調整会議」(事務局=国交省信濃川下流事務所、新潟市まちづくり推進課)が30日、新潟市役所で開催された。
ミズベリングの開催は今年で4回目となり、一昨年&昨年同様、株式会社スノーピークが会場全体の管理・運営を行なう。この日の会議では、スノーピークの担当者から、今年の開催概要などについての説明があった。それによると、今年は6月22日に一部店舗が先行して営業を開始し、29日にグランドオープンする。終了は9月末。昨年のデータを分析した結果、10月の客足が鈍かったことから、営業期間を前倒ししたという。また営業時間は昨年まで店舗によって異なったが、今年は12時(土日祝は11時から)から22時までに統一し、来店者が混乱することを避ける。
会場は、今年も白色の客席タープ(ひさし)を使うなど会場全体に統一感を持たせるほか、右岸(新潟駅側)を飲食などが出店する飲食関連のゾーン、左岸(古町側)をフィットネスクラブ(ヨガ)などが出店する健康関連のゾーンにする。また昨年、朝日酒造株式会社が期間限定でブースを出店し新潟清酒などを来店者に“発信”していたが、今年も同様の企画(新潟らしさの発信)を計画している。
新たしい企画も計画されている。その一つが、スノーピークが首都圏で展開している「アウトドアオフィス」。新潟でも、ミズベリングでの登場を機に、ワーケーション(旅行先などでの仕事を勤務時間として認めるテレワークの新しい形)など、新しいワークライフスタイルとして注目を集めそうだ。
また、これまで右岸にはBBQゾーン、ビアガーデン、ファミリーテイクアウトゾーン、アウトドアゾーン(比較的安価に飲食を楽しめるゾーン)などがあったが、新たに飲食しながら新潟市のシンボル「萬代橋」を眺められる萬代橋ゾーン、期間ごとに様々な物販店が入れ替わりで出店する「マルシェゾーン」なども登場する。
さらに週末を中心に、ワークショップ、マルシェ・フリーマーケット、ウォ―ターパーク、アーバン焚火、キャンプ体験など何かしらのイベントが行われるような形にするという。このうちキャンプ体験については昨日(29日)、スノーピーク社員が1泊のモニタリングキャンプを行ったほか、今後も行い、「形」にしていくそうだ。
一方、ミズベリング信濃川やすらぎ堤の認知度は高まってきたが、今年はいっそうPRにも注力する。具体的には、SNSやポスターなどでの情報発信に加え、スノーピーク ヘッドクォーターズキャンプフィールド(スノーピーク本社横の広大なキャンプ場)利用者(月平均1000人が利用)や、全国35万人いるスノーピーク会員への告知、スノーピークのサイトでのPR(バナー広告)なども行っていく。
なお配布資料によると現在までに出店が決まっている飲食店は別紙の通り。