新潟県内で1日あたりの新型コロナ新規感染者が100人を超えたことを受け、県が対策本部会議を開催

新潟県内の感染者数の推移

新潟県は12日、第48回新潟県コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、花角英世知事は「帰省やレジャーも含めた県外往来は原則止めていただきたい」と呼びかけた。

新潟県内の今週の感染者数は、先週比で約1.3倍となっており、対策本部会議に出席した新潟大学の斎藤玲子教授によると、このペースが続いた場合「来週にも1日あたり120人、週あたり800人の新規感染者が確認されるようになる」という。

また、松本晴樹部長は「お盆の帰省の影響があるため、感染のピークは未だ見通せない」としつつも「月末には1週間1000人の新規感染を見込んで体制を整備していく必要がある」と話した。そして今回の対策本部会議開催に際して「本日、県内で始めて新規患者数が3桁確認されており、感染が拡大しているという深刻な状況を改めて認識してほしい」と呼びかけた。

対策本部会議後、取材に答える花角英世知事

会議後に取材に応えた花角知事は「過去最多の感染が確認されて、非常に厳しい状況に入ったという認識がある。デルタ株の広がりに伴い、2回ワクチンを打った人にも感染するケースが出てきている。『(デルタ株は)これまでとは違う』という意識で、より徹底した対策をとっていただきたい」と注意を呼びかけた。また、直近の感染事例としてバーベキューやキャンプといった屋外活動が確認されており、花角知事はレジャーも含めた県外往来や県外往来者との接触について「原則止めていただきたい」と述べた。

また、まん延防止等重点措置については「適応もギリギリのところに来ている」という認識であるという。「まだ政府の示す指標を超える項目は2つか3つ程度で、すぐにまん延防止等重点措置を適応するという訳ではないが、この感染増加のペースが続けばいずれ適応することになる」(花角知事)と現状を説明した。

 

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