ダイニチ工業 和泉物流センターが新潟市南区に完成
製品の保管台数は旧建屋に比べて1・6倍に
ファンヒーターメーカーのダイニチ工業株式会社(新潟市南区)は31日、同市市南区に建設していた「和泉物流センター」(6月下旬稼働)を完成させ、報道陣に公開した。
今回新築したのは物流センターの第一倉庫(2階建。延べ床面積約1万6200平方メートル)と、管理棟(2階建で約1600平方メートル)。総投資額は約27億円で、全額を自己資金でまかなった。建設は福田組が担当した。
従来は配送センターという名称で倉庫として利用していたが、平屋建てで製品を山積みにして保管しており、人手による作業に頼っていたなど、非効率な面が多かった。また建設から39年が経過し、老朽化も進んで大規模な改修が必要だったことから、新設を決めた。
新築により第一倉庫は、延べ床面積で2倍以上。管理棟も300平方メートルほど広くなった。新倉庫では、フォークリフトとパレットを使い、省人化を図る。製品の保管台数は旧建屋に比べて1・6倍を見込む。これまで本社工場で担ってきた部品の保管や修理対応、お客様窓口なども和泉物流センターに移管する。本社工場の空いたスペースは、生産ラインのレイアウト変更などをして、さらなる生産体制強化に充てたい考えだ。