「アルペンスキーワールドカップにいがた湯沢苗場大会」実行委員会が開催
大会開催は来年2月
2020年に開催される「Audi FISアルペンスキーワールドカップ2020にいがた湯沢苗場大会」に向け、2回目となる実行委員会総会が7日、新潟県庁で開かれた。総会には会長の花角英世知事、副会長で県内出身の元アルペンスキープレイヤー皆川賢太郎氏など27名の委員が出席。大会の運営や広報活動についての報告が行われた。
昨年度には、ホームページやFacebookを開設し、ポスターの掲出、チラシ配布、観光局などと連携したPRを行ったほか、国際大学(南魚沼市)の留学生を苗場スキー場に招待して、各々のSNSから大会情報を世界へ発信してもらうイベントを開催したことが報告されていた。また新潟と開催条件が類似するスロベニア大会の視察も行ったという。
今年度は、コース整備など競技会場の設営や、選手・観客の交通輸送について詰めていくほか、首都圏メディアへのプレスカンファレンスなどに取り組んでいく。
総会後の取材で会長の花角知事は、「ワールドカップを契機に『スキーリゾート新潟』を国内外にアピールしたい。世界的な大会が日本国内で開催されることから国民のスキーに対する関心を再び盛り上げ、次世代を担う県内選手のスキー競技力向上など、裾野を広げるところに結びつけていきたい」と話していた。
アルペンスキーワールドカップの開催日は、2020年2月22日・23日。会場は湯沢町の苗場スキー場。男子大回転と男子回転の競技が行われる。国内での開催は、2016年以来4年ぶり18回目となる。苗場スキー場は1973年にワールドカップが日本で初めて開催された会場であり、ここでの開催は4回目。前回大会では2日間で観客約1万7000人を動員した。
この日、苗場大会のオフィシャルスポンサーに、八海醸造株式会社が決まったことが発表された。これで協賛企業は八海醸造を含む8社となる。なお大会のチケットは、10月下旬に販売開始予定という。