新潟ロイヤルライオンズクラブ、新潟市中央区の万代テラスに建立した「絆の塔」の完成披露式典
新潟ロイヤルライオンズクラブは18日、新潟開港150周年事業として新潟市中央区の萬代橋のたもとにある万代テラスに建立した「絆の塔」の完成披露式典(神事、テープカットなど)を開催した。
同ライオンズクラブの中川実行委員長は式典の挨拶で、「新潟県および新潟市のご協力のもと、この素晴らしい場所に塔の設置をできたことは大きな励みになる。また人間国宝 伊藤赤水先生および新潟商工会議所の早福弘専務理事をはじめ多くの方のご尽力をいただき、感謝申し上げる」などと語っていた。
また中川実行委員長の挨拶によると、「塔の建設の目的は、塔の前面に記載してあるが、人間と人間の絆や愛である」という。
「現在、私たちの暮らしは科学技術の進歩の恩恵を受け、便利で快適なものになった。しかし急速な社会構造の変化に実社会がついていけないことに多くの人々が不安を抱いている。AIの誕生により人間のかわりに機械が行う時代に突入したことは自然体の人間の生き方と逆行している。それゆえに人間の心に大きな負荷とストレスが増えている」と説明。こうした中、「緑が繁茂する公園は広い空間で清らかな空気と緑と青い空で人間の体を癒してくれる。この絆の塔を人間の心を癒してくれる塔に育てていいたい」などと語っていた。
一方、万代テラスは信濃川下流域に位置する朱鷺メッセと萬代橋周辺を結ぶ約7,500平方メートルに及ぶ埋立地で、2015年に供用開始。整然と敷き詰められた御影石のタイルと柳の並木、中心街のビル群と信濃川、信濃川にかかる萬代橋を望む、都会的でありながら自然を取り込んだ空間。
新潟県では、萬代橋右岸下流の万代テラス(新潟市中央区)の「にぎわい創出事業」の事業者を公募し、今年6月、人材事業や地域創生事業を展開する株式会社ピーエイ(東京都品川区)に決定した。ピーエイでは9月中旬頃から、この万代テラスへコンテナ型の店舗や貸しスペースを展開していく予定だ。