村上市観光協会が一般社団法人に移行、事業拡大へ設立総会
ビッグデータ用いマーケティングも
今年4月に一般社団法人に移行した村上市観光協会(浅野謙一会長)の設立総会が先月30日、同市瀬波温泉の大観荘せなみの湯で開かれた。
同観光協会は、2010年から旧5市町村の観光協会が一つとなり任意団体として活動してきたが、法人格を取得することで組織の安定を図り、事業拡大や会員増などにつなげることが狙い。市内事業所や個人など約250会員が加入している。
設立総会には、会員や来ひんら約120人が参加し、浅野会長が「『観光を通して、地域を豊かにする』という本協会の目的を基本に、村上の魅力アップ、観光振興に取り組んでいきたい」とあいさつ。
新年度の事業計画によると、市から指定管理を受ける村上駅前観光案内所「旅なび館」の運営をはじめ、各種パンフレットや案内マップ、グッズなどの作成、国内外観光商談会などの誘客促進、各地区の事業支援に加え、新たにビッグデータに基づいたマーケティング事業にも取り組む計画だ。
また、総会前には任意団体としての同協会の解散総会も行われた。
村上新聞2019年6月9日号