新潟労働局長が「古町ルフル」の建設現場を安全パトロール
全国安全週間に向けて労働災害防止の気運醸成が狙い
新潟市中央区の旧大和跡地に建設が進む再開発ビル(古町ルフル)で13日、新潟労働局長による公開安全パトロールが行われた。
全国安全週間(7月1日から7日)に向けて、労働災害防止のための安全意識を高めることを目的に行ったもので、足場がしっかりと組まれているか、隙間にはネットを張ってあるかなど、安全対策を確認した。井上仁局長は、現場作業員たちに「労働災害を起こさないという決意を持って、安心・安全管理を徹底してもらいたい」と呼びかけていた。
作業現場には風速計やライブカメラが設置され、ICTを活用した現場モニタリングでの安全管理も行われている。
再開発ビルは、鉄骨造12階建の大型複合施設で、本間組・国際総合計画共同企業体が施工を担当。2016年に旧大和ビルの解体が始まり、2018年5月には本格的な建築に着工。現在の進捗率は40%弱で予定通りだという。今後、外壁や内装に取り掛かり、2020年2月末の完成を目指す。
さらに、その後、隣にある三菱UFJ銀行新潟支店の入る西堀Nビルディングを取り壊し、マルシェや音楽イベントを開催できる広場(サンクンガーデン)を建設する。全てが完成するのは2022年春だという。