「日本夕日写真大賞」の審査会が開催される
大賞作品は「黄金を浴びた鳥」
夕日・夕景をテーマとした「日本夕日写真大賞」の審査会が17日、新潟市で開かれた。主催は、日本海夕日キャンペーン実行委員会。
30回目を迎える日本夕日写真大賞には、新潟県を含む全国30の都道府県から582点(前回は475点)の応募があり、県外で撮影された作品も171点(前回は46点)と数多く寄せられた。沈みゆく美しい夕日を写したものや、夕日の幻想的な光に照らされた風景など、バラエティーにとんだ作品の中から、場所、構図、色彩、シャッターチャンスなどの観点で審査が行われた。
みごと大賞に選ばれたのは、新潟市東区在住の細河士郎さんが関屋浜で撮影した「黄金を浴びた鳥」。金色に輝く空と暗い海のコントラストや色彩、雄大な風景の中に佐渡ヶ島と釣り人を入れたムダのない構図に、高評価の声が集まった。審査員を務めた日本写真家協会の羽賀康夫さんは、「絶妙な明暗の対比を見事なカメラワークで切り取った大賞にふさわしい作品です」と総評を語っていた。
大賞のほか、優秀賞2点、奨励賞3点、30回特別賞1点が選定され、新潟県内で撮影された作品から20点を「にいがた夕日20選」とした。これら27点の受賞作品は、7月18日(木)から8月20日(火)まで、新潟ふるさと村アピール館に展示される。