食育月間の6月は各地で食育推進運動が行われている
毎月19日は食育の日
農林水産省は食育の一層の浸透を図ることを目的に、毎年6月を「食育月間」、毎月19日を「食育の日」としている。食育月間の期間中、全国各地で食育推進運動が行われ、県内の各市町村でも食育をテーマとした多くの取組やイベントが実施されている。
そうしたなか、新潟市では食育の日に賛同する協力店を募り、飲食店では野菜たっぷりでバランスのとれた料理の提供、小売店では特設コーナーを設置した野菜の促進販売などに取り組んでいる。現在協力加盟店は、飲食店19店舗、小売店13社92店舗ある。
食育の日の19日、清水フードセンターとやの店(新潟市中央区)では、食育コーナーを設置して旬の野菜を使ったレシピの配布を行った。レシピを見ながら野菜を手に取る買い物客も見られ、野菜購入の後押しとなっていた。
そのほか、JA越後中央越王の里(新潟市西蒲区)には、食育の日のノボリが掲示された100円野菜コーナーが設置されていた。ここでは少しでも食育に興味を持ってもらおうと、地元農家の協力を得て毎月19日に開催しているという。
「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むこと(食育基本法より)。栄養の偏りや不規則な食事などによる肥満、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加、高齢者の低栄養傾向などの問題が指摘されているなか、正しい食事で健康を心がけたい。