浅田真央・無良崇人スケート教室が開催される

県内在住の小中高校生およそ20名が参加

21日、新潟市中央区の「MGC三菱ガス化学アイスアリーナ」で、2010年バンクーバーオリンピック銀メダリストの浅田真央氏と、元トップフィギュアスケーターの無良崇人氏を講師に招いたスケート教室が行われた。

スケートの普及と技術力の向上を目的に新潟市が開催したもので、新潟県内在住の小中高校生およそ20名は、憧れの浅田氏から直に教えてもらうことができる貴重な機会を楽しみながらも、真剣な面持ちで浅田氏の指導を受けていた。

新潟市内にはかつて新潟アイスリンクや臨港スポーツセンターがあったが、2003年、新潟市からリンクが消え、選手数が伸び悩むなど「冬の時代」に突入した。だが2014年2月に、本州日本海側で初となる通年営業の屋内型スケートリンク「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ(現・MGC三菱ガス化学アイスアリーナ)」がオープンしてから状況は一変した。例えば、今井遥選手が、東京から新潟県スケート連盟に移籍し、新潟アサヒアレックスアイスアリーナを練習拠点にしたことで、県内外から選手が集まり始めた。

日本の次代を担う逸材も現れ始めた。中井亜美選手だ。アサヒアレックスのオープンと同時にスケートを始め、昨年10月に大阪府立臨海スポーツセンターで開催された「第22回全日本ノービス選手権大会」では、ノービスBクラス女子で優勝を果たしている。(Bクラスは小3~小4。前年の優勝者は本田沙来選手)。

一方、2014年秋、新潟アサヒアレックスアイスアリーナ、全日本ジュニア選手権が開催されたほか、昨年2月にはメドベージェワ選手やザギトワ選手をはじめとするロシアのフィギュア代表選手が平昌五輪の事前合宿地に新潟市(新潟アサヒアレックスアイスアリーナ)を選んだ。

今回の浅田真央氏のスケート教室も、フィギュアへの関心をさらに高め、新潟県のフィギュア界の底上げにつながるといえる。

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