パン好きの集まるお店に…「パンの国マーニ」〜6/26 村上市にオープン【村上新聞】

パンを愛してやまないオーナーの宮山さんは「毎食パンでもいいくらい」と話す

材料にこだわり抜いた本格仕様と、飾らない暮らしの中にある普段使いが同居する、オーナーのパンへの愛情が詰まったベーカリー「パンの国マーニ」が今月26日(水)午前11時、村上市寺町にオープンする。

切り盛りするのは、宮山美奈子さん(48)。雑貨屋を営みながら青果店に勤務する宮山さんは、子どものころから根っからのパン好き。そんなパン好きの母を思う娘たちから贈られたホームベーカリーをきっかけにパンを焼きはじめ、様々な巡りあわせで自分の店を持つにいたった。

引越しを考え、物件を探していた宮山さんに声を掛けたのは、マーニ以前に飲食店を営んでいた家主。もともと建物自体が持つ落ち着いた雰囲気の店内を基調にしつつ、手づくり雑貨を扱ってきた経験を生かしながら宮山さん自身の“好き”が随所に散りばめられたコンセプトに生まれ変わった。

店舗としてのパン製造にはホームベーカリーでは容量が足りず、開店にあたり業務用のオーブンやこね機などを導入。特にこね機は半世紀ほど前に造られたビンテージ物で、コンピュータ制御にはない揺らぎや人の手を介することによる仕上がりの微細な変化といった楽しみも秘めている。

小さな子どもから高齢者まで、安心して毎日食べられるパンたち

色と形が愛らしいビンテージ物のこね機

上質な国産材料にこだわり抜いた食パン(1・5斤650円)をはじめ、200円程度からのおやつ代わりのパンも販売。どんな年齢層でも、安心して毎日食べられるパンたちがずらりと並ぶ。イベントスペースとしての貸し出しや、パンが主役になったランチの提供なども勘案するなど夢がふくらむ宮山さん。「小麦の違いによる味を確かめる食べ比べや、シェフや作家を招いての催しなども楽しそう。自分が店をできるとは思っていなかったので夢のよう。たくさんの方に遊びにいらしてほしいです」と笑顔で話していた。

営業は水、日曜日。問い合わせは090(8016)3020まで。

ランチ展開やイベントスペースとしての活用も視野に入れているという

城下町の落ち着いた雰囲気に溶け込む店舗

村上新聞2019年6月23日号

村上新聞

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