新潟県議会の委員会で遺族がいじめに関する条例要請
内部通報の仕組みづくりなど訴える
27日に行われた新潟県議会 総務文教委員会の冒頭、2016年11月に自身の息子をいじめによる自殺で亡くした佐々木正氏が口頭陳述を行った。
昨年12月の議会での陳述に引き続き、いじめに関する条例の早期制定を訴えた。条例の具体的な内容として、罪の重さや責任、結果に対して懲戒処分の基準を明確にすることや、内部からの通報者の安全を保護する仕組みづくりなどを挙げた。また、人権に関わる部署をしっかりと部局化してほしいなどと求めていた。
佐々木氏は、「非人道的で人権や幸福追求権を踏みにじるような今の状況を変えていただきたい。いじめを受けている子供たちを守り導くための強い意志をまずは示していただきたい」と訴えかけた。