糸魚川市の米田徹市長が定例会見で補正予算などを発表
糸魚川市の米田徹市長は27日、定例会見を開き、9月市議会定例会に提出する一般会計補正予算などについて発表した。
一般会計補正予算の額は2億7,382万円3,000円。プレミアム付商品券発行事業に7,500万円、新型コロナウイルスワクチン接種事業に6,982万円のほか、マイナンバーカード普及促進事業に966万円、スキー場利用促進事業に580万円、誘客支援事業に500万円、ワーケーション推進事業に400万円を盛り込んでいる。
プレミアム付商品券発行事業は11月1日から、プレミアム率15%で1冊1万円(予定)で計6万8,000冊を販売する。1人当たりの購入上限は10冊だが、マイナンバーカードの普及促進を図る目的から、マイナンバー取得者や申請者は特典として、1人当たり13冊まで購入することができる。利用期間は2月28日まで。
マイナンバーカード普及促進事業は、マイナンバーカードの取得者および申請者に対し、市内温泉の利用割引券(1人当たり100円分を10枚)を交付するもので、温泉施設の利用促進を図る狙いもある。
スキー場利用促進事業は、レンタル利用料補助の対象をこれまでの小学生以下から中学生以下に拡充するほか、市内宿泊者に対してリフト券代金を1人当たり1,000円補助する。またスノースクール利用料について中学生以下の受講料半額を補助する。
誘客支援事業は、市内旅行業者に対し、市内発着の交通付き日帰り旅行商品に関する経費を補助するもので、11月から開始する。1人当たり6,000円以上の場合は補助が3,000円、4,000円以上6,000円未満の場合は補助が2,000円、2,000円以上4,000円未満の場合は補助が1,000円となる。
ワーケーション推進事業は、観光庁の「新たな旅のスタイル」促進事業に採択されたもので、災害の多い糸魚川市においてリスク管理などに関する研修を行う。
一方、糸魚川市の幹部職員らに「頼むね」などと声をかけ、米田徹市長への投票依頼をしたともとれる行動をした責任を取って13日付で引責辞職した藤田年明副市長の後任人事について、「行政に明るい人を選びたい。(山積する問題解決は)二人三脚で対応していきたい」との考えを示した。