新潟市の山津水産が曽野木小学校で「魚の出前授業」

おさかなマイスターが分かりやすく講義

魚についての講義のようす

水産物卸売業者の山津水産株式会社(新潟市)は28日、新潟市立曽野木小学校で「魚の出前授業」を行った。5年生60名の生徒が参加し、魚への理解を深めた。

授業では、日本おさかなマイスター協会から認定を受けた「おさかなマイスター(同社職員)」が、魚が水揚げされてから食卓に届くまでの流れ、地産地消について、魚の構造や栄養について分かりやすく講義。新潟で水揚げされる魚がクイズ方式で出題されると、子どもたちは楽しみながら魚の名前を覚えていた。

その後、アジの皮引きを体験し、実食では一人一人に30センチほどの焼きアジが提供され、箸を使った魚の骨の外し方を学んだ。一人で大きな魚の骨を外したのは初めてと答えた子どもは半数以上だった。

山津水産株式会社は2013年、子どもたちの魚食への関心を高めることを目的に、「イートフィッシュプロジェクト」を立ち上げ、おさかなマイスターによる魚にまつわる授業を県内各地で開催している。これまでに受講した子どもたちの数は2300人を超える。

アジの皮引き

メバチマグロの骨を観察

活魚に触れる

アジの実食では自分で骨を外す

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