新潟県が学校基本調査の速報値を公表、大学などへの進学率は48.9%と過去最高
新潟県は27日、「令和3年度 学校基本調査の速報値」を公表した。
学校基本調査は、文科省所管の基幹統計調査で、学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的に毎年実施している。この速報結果は、新潟県分の集計結果をとりまとめたもの(確報値において数値が修正される可能性があるという)。
それによると、中学校卒業者の高校などへの進学率は99.6%(対前年度±0.0ポイント)と前年度に引き続き過去最高となったほか、高校卒業者の(大学・短期大学の通信教育部への進学者を含む)大学などへの進学率も48.9%(対前年度+0.5ポイント)と過去最高となった。また高校卒業者の専修学校(専門課程)進学率は28.2%(対前年度+2.2ポイント)だった。一方、高校卒業者に占める就職者の割合は16.7%(対前年度▲2.6ポイント)だった。
公立小学校における単式学級数は、前年度よりすべての学年で減少し合計で100学級減少した。公立中学校の単式学級数は前年度に比べ1、2年生は減少(1年生▲1学級、2年生▲5学級)したが、3年生は増加(+9)し、3学年の合計で3学級増加した。1学級当たりの児童・生徒数は、公立小学校が19.1人となり前年度より0.2人減少、公立中学校が23.4人で、前年度より0.1人減少した。
なお学校数は小学校(▲8校)、中学校(±0校)、義務教育学校(±0校)、高校(▲1校)、中等教育学校(±0校)、児童・生徒数は小学校(▲2,137人)、中学校(+2人)、義務教育学校(▲11人)、高校(▲1,520人)、中等教育学校(▲67人)だった(いずれも前年度比)。
【関連サイト】
新潟県「令和3年度学校基本統計速報(学校基本調査の結果速報)」