国税庁が2019年分の路線価を発表

国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2019年分の路線価(平成31年1月1日現在)を発表した。詳細は国税庁のサイトで閲覧できる。

国税局サイトのトップページ下段にある「路線価図・評価倍率表」をクリックすると閲覧できる。
(公開初日から数日間は、アクセス集中により閲覧しにくい状態となることがあるという。)

(国税局サイト)
www.rosenka.nta.go.jp

新潟県内の最高路線価

新潟駅前通り

関東信越国税局によれば、新潟県の路線価などについては、新潟署の最高路線価(新潟市中央区東大通1 新潟駅前通り=下地図)が昨年の43万円/平方メートルから44万円/平方メートルとなり2・3%上昇した(昨年は0・0%)。

また新津署(新潟市秋葉区美幸町1 中央大通り)が3年連続で横ばい(4万9000円/平方メートル)となったほか、十日町署(十日町市本町3 本町通り)で横ばい(4万1000円/平方メートル、昨年は▲2・4%)となった。なお昨年は新潟、新津、新発田の3署で横ばいだった。ほかの10署は下落となった。

新潟県内の税務署別最高路線価

路線価図(新潟駅前通り)

 

関東信越国税局管内の最高路線価

関東信越国税局管内(埼玉、茨城、栃木、長野、群馬、新潟)の税務署別の最高路線価をみると、上昇した署が17(昨年13)、横ばいの署が27(昨年28)、下落した署は19(昨年は22)。

管内で路線価が最も高かったのは28年連続で、大宮署(さいたま市大宮区桜木町2 大宮駅西口駅前ロータリー)。370万円/平方メートルで、前年の330万円/平方メートルから12・1%上昇した(7年連続の上昇)。

また高崎署(群馬県高崎市八島町、市道高崎駅・連雀町線)の最高路線価は前年の37万円から42万円となり、管内63署で最も上昇率の高い13・5%の上昇となった。浦和署(さいたま市浦和区高砂1 浦和駅西口駅前ロータリー)も前年の152万円/平方メートルから168万円/平方メートルとなり、高崎、大宮に続く10・5%の上昇を記録した。

一方、下落率が最も高かったのは、木曽署(長野県木曽郡木曽町福島 本町通り)。前年の3万円/平方メートルから2万8000円/平方メートルとなった(▲6・7%)。

以下、
・高田署(上越市仲町4 主要地方道高田停車場線)=6万8000円/平方メートル、▲4・2%
・柏崎署(柏崎市駅前2 主要地方道柏崎停車場線)=5万円/平方メートル、▲3・8%
・佐渡署(佐渡市東大通 市道泉117号線)=3万5000円/平方メートル、▲2・8%)
・村上署(村上市田端町 駅前通り)=3万6000円/平方メートル、▲2・7%)
と新潟県内の署が続く。

関東信越国税局管内の税務署別最高路線価

 

標準宅地の標準基準額

管内の「標準宅地の標準基準額の対前年変動率(平均値)」をみると、0・0%(昨年は▲0・3%)。埼玉県以外は下落となった。

標準宅地の対前年変動率(県別)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓