新たな県の最上位計画「新・総合計画」の素案がまとまる
平成36年度までの県の最上位計画
県はこのほど、新たな県の最上位計画「新・総合計画」の素案(たたき台)をまとめた。
人口減少対策、農業の振興、医療体制の整備、防災対策、拉致問題、働きやすさや暮らしやすさの整備、教育の充実など様々な施策が書かれている。
このうち産業関連では、
・意欲のある企業の支援を通じた、本県産業の高付加価値化や所得向上
・県外からのU・Iターンや、再チャレンジによる創業も含めた、起業にチャレンジしやすい環境づくり
・再生可能エネルギー・次世代エネルギー関連産業への参入支援
・航空機・次世代自動車・AI・IoT、ビッグデータなど将来性がある産業への参入促進
・建設業の振興
・企業誘致
などを掲げている。
観光関連では
・国内外に通用する観光地づくり(サービスの質向上、競争力ある観光地づくり、観光地までの二次交通など観光基盤の整備、人材育成、外国人旅行者の受け入れ体制整備、MICEの受け入れ体制整備など)
・スポーツと文化を活かした地域づくりによる交流拡大(マラソン大会やトライアスロン大会など大規模スポーツイベントの誘致・開催、凧合戦、牛の角突き、花火大会、アース・セレブレーション、大地の芸術祭、マンガ・アニメなど)
・新幹線の利便性向、空港アクセス改善、離島航路・空路の充実
・北東アジアをはじめとする諸外国との交流の推進
を掲げている。
県では、泉田前知事のもと、人口減少対策を主眼に置いた県の最上位計画「新潟県『夢おこし』政策プラン」を進めてきたが、昨年の知事選挙で、米山隆一知事が誕生したことから、新たな県の最上位プラン「新・総合計画」の策定を進めている。
このほどまとめた素案は、夢おこし政策プランの最終評価を踏まえつつ、とりまとめたという。
今後、正式に決定した後、平成36年度までの県の最上位計画となる(ただし、知事の任期に合わせて4年ごとに見直しを行う)。