新潟県十日町市の関口芳史市長が定例会見で一般会計補正予算を発表

十日町市の関口芳史市長

新潟県十日町市の関口芳史市長は30日、定例会見を開き、9月市議会に提出する一般会計補正予算を発表した。

補正予算額は、一般会計で7億2,717万9,000円。感染拡大による地方回帰の流れを受け、「ふるさと回帰支援事業」のUIターン補助金を1,465万円計上した。また「市出身学生応援ふるさと便事業」に157万円計上し、全学生に支援対象を広げ、ふるさと産品を贈る。

「ふるさと十日町の木で家づくり事業」では、ウッドショックにより木材価格が上昇するなか、市産材購入費の補助として150万円を計上したほか、コロナ禍の社会変化に合わせて事業者自らのステップアップを図る取り組みを支援するため、「ポストコロナ対応ステップアップ支援事業補助金」に500万円を盛り込んだ。

さらに「お試しワーケーション受入事業補助金」に60万円を計上し、県外から市内へワーケーションで来訪する人の滞在費用の一部を補助するほか、「新たな和のスポットづくり事業」の、きものの街らしい空間づくりへの取り組みに100万円を計上した。

このほか、「病児・病後児保育事業継続支援金支給事業」に458万4,000円を計上したほか、事業対象となる医師が当初の見込みを4人上回ることから「医師研究資金貸与事業」に400万円を計上した。

 

「台風第9号など大雨災害・8月大雨災害」義援金募金箱を設置

一方、今月8日に鹿児島県付近に上陸した台風9号およびその後の温帯低気圧の影響により、青森県を中心とした東北地方に甚大な被害が発生したほか、13日から本州に停滞した前線は日本各地に記録的な大雨を降らせ、全国広い範囲に被害をもたらした。これを受け、市では今回の2つの大雨災害で被災した人への救援および支援のため、日本赤十字社新潟県支部十日町市地区や十日町市社会福祉協議会などと連携し、義援金の募金箱を設置する。

設置期間は9月1日から11月末まで、市役所本庁舎や各支所および公民館など、市内26か所に設置する。なお、7月から設置している「令和3年7月大雨災害義援金」も引き続き9月末まで募金を受け付けているという。

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