日本電通グループ、AIチャットボット製品の販売開始
有人対応に近い自然な対話で質問に迅速かつ適切に回答
日本電通グループ(*)は15日、米IBMの人工知能「Watson」を活用したAIチャットボット製品「CB1(シービーワン)」の上位製品である「CB2(シービーツー)」の販売を始めた。
既に販売中の「CB1」は1問1答形式のAIチャットボット。質問に対する回答の確信度が低い場合には「わかりません」といった単純な返答を返して終了する。
これに対し、シリーズ第2弾製品である「CB2」は、質問者との対話の継続を実現している。例えば、質問に対する回答の確信度が低い場合、「複数回答候補の提示」や「聞き返し」を行う。また対話の中で、「キーワードの絞り込み(時や場所、名称、数量など)」を行うことで、より確信度の高い回答を導き出す。
これにより、質問者は、有人対応に近い自然な対話で、迅速に適切な回答を得られる。
CB1と同様に、カスタマーセンターなどにおける「お客様サポートサービス」の24時間対応や、社内・社外業務向けの問合せ自動応対、基幹システムと連携した業務データ照会などに活用できる。
これに加えて、対話形式で絞り込んだ意図・要望をRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や基幹システムと連携し、更新系業務処理の自動化などにも対応する予定。
このほか、「有人チャット/ビデオチャット連携」、「LINE等のオムニチャネル対応」、「お客様の声分析」などのCB1オプションは順次、CB2にも対応する予定。
月額料金はCB2が57万円(税抜)から、CB1が29万円 (税抜)から。
(*)「日本電通グループ」
・日本電通株式会社(大阪市、上敏郎代表取締役会長兼社長)
・NDIソリューションズ株式会社(東京都品川区、岩井淳文代表取締役社長)
・NNC株式会社(新潟市、仁司宏一代表取締役社長)
・四国システム開発株式会社(徳島市、日下 修伸代表取締役社長)