新潟ケンベイが東京・日本橋で県産米PRイベントが開催中
初の開催で7日まで
米や食品の卸売業を展開する株式会社新潟ケンベイ(新潟市江南区)が、県産米をPRするイベントを東京・日本橋室町のイベントスペース「ブリッジにいがた」で開いている。精米のほか、清酒や甘酒など米を生かした製品も販売し、県産米をアピールしている。7日まで。
会場では、実際に南魚沼産コシヒカリや佐渡朱鷺認証米などを炊いて、おむすびにして提供している。同社の渡邊干城常務取締役は「実際に人の手で握ったおむすびを味わうことで、本当の県産米の魅力を感じ取れると考えメニュー提供を決めた」と話していた。
会場入り口では、新潟市内の喫茶店シャモニーが監修し、玄米とコーヒーをブレンドした「米珈琲」の試飲会も実施中。コーヒーの苦味やえぐみが強くなくさらりと飲める。「麦茶を飲むときと同じような感覚で、夏場を中心に飲んでほしい」(担当者)。
農林水産省の「米穀の需要及び価格の安定に関する基本指針」によると、平成29年7月から平成30年6月までの1年間の米穀の需要実績(確定値)は、740万トン。前期比14万トン減で、3期続けて年間10トン以上減っている。食料の多様化や人口減少が主な要因とみられる。今回のイベントも、米どころ新潟の企業として少しでもコメの消費を増やしたいとの思いから実施している。
初日となった5日は1000人以上が来場し、盛況だったという。