村上城下16件に「歴史的風致形成建造物」指定書交付
貴重な財産、村上市の発展に
村上市は、村上城下町区域の16件の建造物を「歴史的風致形成建造物」に指定し2日、本庁で指定書交付式を行った。これまで18件が指定を受けており、同建造物の保存、保全に係る工事費の一部について補助が実施される。
市では、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律を策定し、一昨年、文部科学省、農林水産省、国土交通省より県内初となる認定を受け、官民一体で歴史的まちづくりを推進しており、法律の規定に基づき重点区域内の物件を選定。合わせて34件が指定されたことになる。
当日は該当者のうち11人が出席。高橋邦芳市長が「村上市の貴重な財産として守っていただき、これをもとに地域が活性、発展することを願っている」とあいさつ。それぞれに認定書と村上堆朱で製作したプレートを手渡した。
指定建造物は次の通り。➀安善寺(山門)、②観音寺(山門・観音堂)、③木村家住宅(主屋)、④常盤園(主屋・西土蔵・東土蔵)、⑤孫惣刃物鍛冶店(主屋)、⑥益田甚兵衛酒店(店舗・座敷棟・新座敷棟・土蔵・酒蔵)、⑦大川屋製材所(主屋・土蔵)、⑧一キ矢部茶店(主屋)、⑨旧渡辺家住宅(主屋)、⑩九品仏(善沢寺)、⑪同(満福寺)、⑫同(長楽寺)⑬同(十輪寺)、⑭同(安泰寺)、⑮同(専念寺)、⑯同(上片町)
村上新聞2019年7月7日号