令和元年「村上大祭」はじまるー国指定重要無形文化財【村上新聞】
令和元年の「村上大祭」が6日、7日、村上市内で開催されている。
この村上大祭は、村上市羽黒町の西奈彌羽黒神社の例大祭。1633年に村上藩主が「西奈彌羽黒神社を城から見下ろすのは畏れ多い」とし、“お城山”と呼ばれ親しまれる臥牛山(標高135㍍)の中腹から現在の場所へ遷宮したことを祝い、市内大町の町民が大八車積んだ太鼓を打ち鳴らし練り歩いたのが起こりとされている。
現在では19町内による絢爛な屋台が旧村上市街地を巡行しており、1988年には新潟県無形民俗文化財に、2018年には「村上祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財となっている。
御神輿や御神馬に先導された19台の屋台は本祭りのきょう7日午前8時、打ち上げ花火を合図に西奈彌羽黒神社前を出発。日中は笛、太鼓、鉦、三味線などでお囃子を奏でながら旧村上市街地を練り歩き、日が暮れると提灯に灯が入り祭りはクライマックスを迎える。