糸魚川市で「石」をテーマにした、まちのブランド化プロジェクト
「石のまち」特別ツアーを企画
糸魚川市は8日、フォッサマグナミュージアム(糸魚川市)で、糸魚川で生み出される「石」をテーマに、まち全体のブランド化と市民の誇りや愛着形成を目的としたプロジェクトを開始すると発表した。
プレスリリースによると、2017年にスタートした定量調査の結果、昨今、石に関心がある女性が多く、石目的で糸魚川市を訪れる観光客も多いことが判明したという。同時に、市民の石に対する想いも強いことから、「石のまち」をテーマに同プロジェクトをスタートすることにした。
具体的には、「女性視点で、ひとつの石との出逢いをきっかけに糸魚川のことを深く知ってもらえるブランディングを進めたい」と考え、三愛旅行社とタッグを組み、糸魚川の石の魅力に触れられる「石のまち」特別ツアーを企画した。
特別ツアーは、ツアーは今年9月より催行予定で、東京駅から北陸新幹線で片道約2時間というアクセスを生かした日帰りプランと、ゆっくりと石の魅力を満喫できる1泊2日プランを用意した。現在、「石のまち」特設サイト(https://ishinomachi.com)で参加者を募集中だ。
プレスリリースによると、会見の冒頭にあいさつを行った糸魚川市の米田徹市長は、「糸魚川市は非常に豊かな自然に恵まれた都市。この自然資源を活かして、交流人口および関係人口の拡大、定住・移住政策の充実を図りたい。そのための肝となるのが、『石のまち』として独自の地位を築くこと。糸魚川の河川には、ヒスイをはじめとする美しい石、ユニークな石が多く存在するので、そのことを多くの人に知ってもらうことが大切だと考えている」と述べたという。