三条市で「先進技術研究会」の設立総会が開催
今後は共同開発や視察などの活動を展開
三条市の製造業で構成する「先進技術研究会」の設立総会が16日、三条市内で開催された。
会員は、米山工業、北陸工業、ニイガタ機械、角利製作所、ワンロード、浅野金属工業(アサノトレード)などの役員や従業員約25人。会長に、米山工業の米山隆明氏、事務局長に三条市議会議員の野嵜久雄氏が就任した。
就任のあいさつに立った米山会長は、「会話して楽しんで帰るという、これまでの会とは違う会をつくっていきたい。最終的には収益というものを念頭に、知恵を絞り出していってほしい。そうやって1年くらいかければ、会員同士の横のつながりもできて、何かが生まれてくる」と語っていた。
その後、審議事項に移り、今後の活動について議論。たたき台となる事務局案は用意されておらず、ゼロベースで話し合い、月例勉強会、視察、共同開発などの案が出ていた。
このうち、共同開発について、米山会長は、「先進的なことだけを考えていくのではなく、身近にあるものを先進的商品にしていくことを考えていけば、少人数(の共同開発)でも成果が出るはず」と述べていた。
具体例として、限りなく肉の食感や味に近い野菜パティ(疑似肉)や、豆腐で作った疑似チーズなど「疑似食品」の事例を示していた。
視察では、3Dプリンターを導入している米山工業や、浅野金属工業を視察する案が出ていた。