笹口小学校で「謡」の授業が行われる

日本の伝統芸能に触れる

笹口小学校(新潟市中央区)で12日、日本の伝統芸能である能の声楽「謡」の楽しさを体験する授業が開かれた。りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館がアウトリーチ事業の一環として、小中学校などを対象に行なっている。

講師には、観世流能楽師の山階彌右衛門(やましなやえもん)氏を招き、分かりやすい解説で笑いを交えた楽しい授業が行われた。700年前に能が誕生した歴史から、「翁(おきな)」や「高砂(たかさご)」といった演目について、何を表現しているのか、衣装やお面はどのようなものを付けるのかなど、児童たちは能の世界についての理解を深めた。

その後、「型」や「すり足」の稽古が行われ、それぞれの所作の意味を学ぶとともに、山階氏を真似ながら動きを体験した。また、「謡」の稽古では、お腹に力を入れる声の出し方を意識しながら、「羽衣(はごろも)」の歌い出しをみんなで歌った。

所作を体験

お腹から声を出して謡う

観世流能楽師の山階彌右衛門氏
重要無形文化財総合指定保持者

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