参議院選新潟選挙区で打越さく良氏が当選確実
「勝利を大変重いものとしてかみしめて国政で職責を果たしていく」
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NHKなどによると、参院選新潟選挙区(改選数1)は、打越さく良氏が初当選を確実にした。
無所属の新人で立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党が推薦する打越さく良氏(51)、自民党の現職で公明党が推薦する塚田一郎氏(55)と事実上の「与野党一騎打ち」となった今回の新潟選挙区。“老後2000万円問題”を含む年金・社会保障、憲法改正、消費税、経済など全国同様の争点に加え、新潟選挙区では、下関北九州道路の予算をめぐる“忖度発言”に大きな関心が集まった。そうしたなか、自身の政策の訴えに加え、忖度発言批判を展開した打越氏が初当選した。
NHKで当選確実が打たれた直後に支援者の集まる会場に姿を現した打越氏は、大勢の支援者を前に「権力にすり寄り上ばかりを見る忖度政治か、弱い人が自己責任を切り捨てられず、地方がないがしろにされない、ともにさく政治かそれが問われた選挙。後者が選択されたということは本当に新潟、日本のために希望のある選択だった」などと語った。
さらに、「年金についての不安を置き去りにしてほしくない。あるいは挙げるべきは賃金で消費税ではない。そうした声の勝利。そして中央に依存せず新潟には新潟の素晴らしい魅力がある。農業県であり、素晴らしい中小企業が多数ある。再生可能エネルギーの可能性もたくさんあって、中央から押し付けられた原発にいつまでも苦しんでいる必要はない。そのような素晴らしい新潟を再生したい、そのような気持ちの皆さんの勝利でもあります。わたくし打越さく良は、この勝利、皆さんとともに勝ち取った勝利を大変重いものとしてかみしめて国政で職責を果たしてまいります」などと喜びと抱負を語っていた。
打越氏は1968年北海道旭川市生まれ。東京大学教養学部、同大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。2000年に弁護士登録。離婚、DV、親子などの家族問題やセクシャルハラスメント、少年事件、子どもの虐待など、女性・子どもの人権にかかわる分野を得意とし、長年児童相談所の嘱託弁護士を務めてきた。第一次夫婦別姓訴訟弁護団事務局長、第二次夫婦別姓訴訟弁護団副団長、東京医大医学部入試における女性差別対策弁護団共同代表。