第九管区海上保安本部などが佐渡汽船ジェットフォイルの事故対応訓練
今年3月にジェットフォイル事故を受けて実施
新潟県や海上保安庁第九管区海上保安本部は24日、佐渡汽船、新潟市、新潟市消防局、日本赤十字社新潟県支部、新潟医療福祉大学などと連携し、ジェットフォイル船内や新潟港佐渡汽船ターミナルなどで、事故対応訓練を行った。
今年3月9日、佐渡汽船のジェットフォイル「ぎんが」が佐渡姫崎沖で海洋生物らしきものと接触する事故が発生し、多くの方が負傷。この事故で多数の負傷者が発生したことを受け、訓練を行った。
訓練では「両津発新潟行きのジェットフォイルが新潟港沖4海里で海洋生物に衝突し、多数の負傷者が発生。船体に浸水などはなく沈没の危険は無し。翼走不能となったが微速での自力航行は可能」という想定で実施。情報収集・伝達訓練、海上及び陸上での初期対応訓練、負傷者対応訓練などを行った。
なお佐渡汽船の報道発表によると、「ぎんが」は修繕工事が終わり、7月19日から安全対策を強化したうえで運航を再開している。