新潟大学の髙橋姿学長と奨学金制度を利用する学生が懇談
これまでにおよそ300名が大学の奨学金制度を利用
新潟大学の髙橋姿学長と、同大学の奨学金制度を利用する学生たちの懇談会が23日、新潟大学五十嵐キャンパスで開かれた。
懇談会は昼休みの時間を利用して行われ、参加した35名の学生たちは、新潟大学の髙橋学長をはじめとする大学関係者らと、学校生活の楽しみ方や、どんな研究をしたいかなど、軽食を食べながら和やかに会話を交わしていた。
その中で学生による近況報告の発表も行われ、「奨学金を頂いている身として学びに貪欲になっていきたい」、「授業料の免除や入学金の免除など、博士課程まで進めたのは経済的支援の影響が大きくある」と感謝の気持ちが伝えられた。
新潟大学では、経済的理由で大学進学を諦めざるを得ない優秀な学生への支援として、入学前に40万円を給付する予約型奨学金制度「輝け未来‼新潟大学入学応援奨学金」を平成23年度に導入。学生は入学準備の費用に充てることができ、その他にも寮の寄宿料免除や、授業料の減免措置がある。
また今年度、新たに「新潟大学大学院博士課程奨学金」制度を新設した。大学院の修士課程を終了後、経済的理由で博士課程に進学することが困難な成績優秀者に対して、進学時に必要となる学資の一部30万円を給付する。
このほか、他団体の奨学金を組み合わせることにより、家庭からの経済的支援を得ずに修学することも可能となる。