新潟−香港に定期便就航
冬季期間限定で週2便
新潟県は31日、新潟と香港を結ぶ定期便の就航を発表した。今年冬に運航を開始する。
新潟空港の国際線定期便は、ソウル、ハルビン、上海、台北に続き5路線目となる。10月30日から3月28日までの冬季期間限定で、水曜・土曜の週2便の運航が予定されている。機材はエアバス330–300が使われ、座席数はビジネスクラス24席、エコノミークラス293席の計317席。航空大手キャセイパシフィックグループのキャセイドラゴン航空が運航する。
新潟−香港間の定期便は、これまで県が新潟市とともに誘致を進めてきたもので、香港からの観光客の8割が冬の時期に訪れることから、キャセイは冬季限定での就航を決めた。
県は、新潟市や関係機関と協力して搭乗率向上に向けた利用促進に取り組み、夏ダイヤの運航、さらには通年運航を目指すという。インバウンドでは、スノーリゾート新潟として、雪を前面に押し出したPRでスキー客の取り込みを図るほか、民間と連携した体験型旅行商品の販売などで誘客拡大に繋げていく。また、アウトバウンドでは、県民出国率向上のため、学生を対象にパスポート取得費用の一部助成や、海外研修などを催行する旅行会社への費用の一部助成が計画されている。