株式会社阿賀北運輸(新潟県阿賀野市)が新潟県東部産業団地に進出、新潟県庁で進出決定および土地売買契約の調印式

左から、桑原勝史新潟県企業局長、株式会社阿賀北運輸宮川望代表取締役、田中清善阿賀野市長

株式会社阿賀北運輸(新潟県阿賀野市)は、事業所の移転及び事業拡大のため、新潟県東部産業団地への進出を決めた。これに伴い、14日、新潟県庁で進出決定および土地売買契約の調印式が行われた。調印式には、同社の宮川望代表取締役、田中清善阿賀野市長、桑原勝史新潟県企画局長が出席した。

調印をする桑原勝史新潟県企画局長と阿賀北運輸の宮川望代表取締役

阿賀北運輸は平成5年に創業。地元阿賀野市をはじめ、県内各地で収穫される新潟米を全国に配送し、新潟米のブランド力向上と消費の拡大に大きく貢献していると桑原企業局長は実績を評価した。

同社の宮川望代表取締役によると、取引先のJAから輸送だけでなく県産米の保管も依頼されたことから、契約を結んだ敷地には約300坪の低温倉庫を設置することが決定しているという。

低温倉庫では10~15度で米の保管が可能。「お客様からお預かりしたコシヒカリや新之助などの県産米を高品質のまま保管し、当社の輸送力で全国に配送する体制を構築するべく東部産業団地への進出を決断しました。新たな事業拠点で社員一丸となり、県産米の生産者と消費者をつなぐ役割を果たしていきたいと強く思っております」と、今後の抱負を語った。

今後の抱負を語る宮川望代表取締役

田中阿賀野市長は、「東部産業団地の近くには同じく米を扱う運送会社や保管会社があります。阿賀北運輸さんの進出により、東部産業団地が新潟米を全国に発送する拠点となるであろうと感じています」と同社の進出を歓迎。来年夏ころ一部開通する国道49号阿賀野バイパス、現在の2車線から4車線化が進んでいる磐越自動車道と、アクセスが格段に改善されるという点でも期待が大きいという。

阿賀野バイパス開通後のアクセスイメージ

同社の購入面積は8,848,46平方メートル、設備投資額は土地購入費を含め約6億円。事務所棟や倉庫などの建物は10月1日着工、来年6月末完成予定で、来年9月ころから東部産業団地で本格始動する。

(文・太田広美)

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