新潟市美術館で企画展「バウハウス開校100年 きたれ、バウハウス −アート/デザインの原点−」が始まる
歴史的な造形芸術学校を約350点の展示で紹介
新潟市美術館で2日、翌3日から開催となる企画展「バウハウス開校100年 きたれ、バウハウス −アート/デザインの原点−」の開場式が行われた。
開場式には、ドレスコードである「金属」素材のウェアやアクセサリーを身につけた多くの人々が集まり、今日にいたるまでアートやデザインに大きな影響を及ぼしている革新的な造形教育の世界を展示を通して体感していた。
「バウハウス」は、ドイツの建築家ヴァルター・グロピウスが1919年にヴァイマールに設立した造形芸術学校。そこでは、ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレーなど時代を代表する芸術家たちが数多く教師として指導にあたり、優れたデザイナーや建築家が育つとともに時代を切り開くデザインのプロダクトやグラフィックなどが生まれたという。企画展では、バウハウスでの基礎教育を展示の柱として、学生たちのようすや教師たちの授業内容の紹介、また、そこから発展した家具工房、金属工房、陶器工房、織物工房、印刷・広告工房、舞台工房など、各工房で創造されたバウハウス教育の成果作品が、約350点の展示で紹介されている。
この企画展は、新潟を皮切りに全国5会場で開催される。新潟市美術館を設計したのがバウハウスと同時代にヨーロッパでモダニズム建築を学び、そのパイオニアとして日本で活躍した前川國男氏(1905〜1986)であることから、この空間での展示をと同美術館が開催に名乗りを上げた。
【バウハウス開校100年 きたれ、バウハウス −アートデザインの原点−】
会期/2019年8月3日(土)〜9月23日(月・祝)
休館日/月曜日(8月12日、9月16日・23日は開館)、8月13日、9月17日
時間/9時30分〜18時(観覧券の販売は17時半まで)
料金/一般1000円(800円)、大学・高校生800円(600円)、中学生以下無料
※()内は団体料金(20名以上)、リピーター割引料金(観覧券の半券提示で2回目以降200円引き)
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