東京商工リサーチ新潟支店が新潟県内の2万9,539社を対象にしたメインバンク調査の結果を公表
それによると、新潟県内2万9,539社のメインバンク数は、今年1月に合併した第四北越銀行が1万7,629社(県内シェア59.68%)で、シェアトップとなった。これに、2位の大光銀行を加えた、地銀の県内シェアは71.03%、さらに県内信組トップ新潟縣信組、県内信金トップ三条信金を加えたトップ4の県内シェアは78.42%と高率を維持した。第四北越銀行の合併以後、順位の変動はなかった。
地元で取引社数シェア5割超の地銀は、前年から、統合した十八親和銀行と第四北越銀行の2行が増え、21行となった。シェア6割超も滋賀銀行、南都銀行、紀陽銀行、山陰合同銀行、十八親和銀行の5行(前年は4行)を数え、シェア確保や生き残りをかけた地銀再編が加速している。
なお、全国153万6,402社のメインバンクは、三菱UFJ銀行が12万4,835社(全国シェア8.1%)で調査を開始以来、9年連続でトップを守った。2位は三井住友銀行、3位はみずほ銀行だった。また、SBIホールディングスが資本・業務提携を進める8行のメイン社数は、合計2万6,824社に達し、地銀トップの北洋銀行を上回った。
一方、新潟県外も含めた企業を対象とした集計においての県内ランキングを見ると、第四北越銀行1万8,104社(シェア63.47%)、大光銀行3,725社(シェア13.06%)となった。第四銀行と北越銀行の合併前と比較してシェアは大きな変化はなく、総合的には県内企業ランキングと同順の結果となった。