新潟県五泉市で新型コロナウイルス新規感染患者2人を確認、県内のL452R変異(デルタ株)スクリーニング検査陽性率は初めて100%に

新潟県は22日15時30分、五泉市で県内7668例目、7670例目となる新型コロナウイルス感染症患者が2人確認されたと発表した。13時に公表された新潟市発表分と合計で、22日の新規感染患者数は24人となる。

7668例目は五泉市在住で学生の20歳代女性。現時点で感染経路は不明。

7670例目は五泉市在住で会社員の20歳代女性。集団感染が確認されている新津保健所管内の会社関連の患者。

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長は「県発表分は2人と落ち着いているが、新潟市では22人の感染が確認されるなど下がりきってはいない。シルバーウィークの期間、羽目を外し過ぎず、改めて感染対策徹底して行動してほしい」と呼びかけた。

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長

デルタ株のスクリーニング検査結果の推移。8月中頃に一時的に下がっているのはアルファ株のクラスター発生によるもの

また県は、直近のL452R変異(いわゆるデルタ株に見られる変異)のスクリーニング検査の実施状況についても公表した。15日から21日のスクリーニング検査(新型コロナの感染判明日ではない)64件のうち、陽性は61件で、陰性0件、判定不能3件で、判定不能を除き陽性率は初めて100%となった。

ゲノム解析による検査も、同じく15日から21日分24件のうち、24件すべてがデルタ株と判定された。

星名課長は「この結果だけで『完全に置き換わった』と判断するのは早計ではあるが、ほぼ置き換わったとは言える」と話す。

なお、東京都などでは陽性率は90%台であり、今後も一定期間、デルタ株のスクリーニング検査は進められるという。

 

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