新潟県が県内自宅療養者へ向け食料品や日用品を支援、24日朝に配送作業が開始
新潟県は27日から、新型コロナウイルスに感染し自宅療養をしている人への食料品や日用品の支援申し込みを開始する。これに伴い24日には、物資の供給元である県内スーパー原信(アクシアル リテイリング株式会社 新潟県長岡市)で配送作業が開始した。
県では、自宅療養者のうち自身または家族からの食料の調達が困難で、かつ親族や友人などからも支援を受けることができない人を対象として支援事業を実施。自宅療養をする人へ、ショートメールを利用して申し込みサイトへ案内する。なお配送は感染対策のため、いわゆる「置き配」の形式となる。
支援物資は、レトルト食品や栄養補助食品などの飲食物と、ティッシュなどの日用品1週間分。体調が悪く食欲が無い時も想定した、管理栄養士監修による参考メニュー表も同封する。また1歳から2歳の児童へは、児童食や常温ゼリーなどを含んだセットを提供する。
県医療調整本部の山崎雅幸課長補佐は「自宅療養者は基本的に外出ができず、食料品や日用品が無く困っているという声が届いている。支援の提供終了時期は決めておらず、コロナ禍が終息し自宅療養者がある程度減るまでは提供を続けたいと考えているので、安心して利用してほしい」と呼びかけた。
初回となる今回の配送は300セット。集積場所へ送られたのち、27日以降に県外各地の希望者へ配送業者によって配達される。