上越教育大学付属小学校(新潟県上越市)の児童が妙高市で稲刈りを体験

国立大学法人上越教育大学付属小学校(新潟県上越市)の5年2組のクラス児童34人が24日、創造活動(総合学習)授業の一環として、妙高市矢代地区にある棚田で稲刈りを体験した。

この日の午前中は晴天に恵まれ、児童のほか、田んぼを提供している妙高市の農家・小島定司さんや保護者も参加。子どもたちは地元住民から方法を教わりながら、手作業で金色に穂が実った稲を刈ることで、米づくりの面白さや大変さを学んだ。

この学習は児童が地域に出向き、住民の生活や文化、農業などの営みを学ぶことを目的としており、同クラスの児童は今年5月28日には同じ水田で田植えを行うなど、1年間妙高市矢代地区に出向いている。また、7月には小島さんが妙高市内の農産物直売所に出している玉ねぎの出荷も手伝った。

鎌を使い、手作業で刈り取っていた

小島さんによると、10月中旬くらいまで稲を乾燥し、10月下旬には米を学校に届けるという。収穫は約120キロを見込んでいる。小島さんは「せっかく米どころの新潟に生まれたのだから、稲作について何も知らないのでは困る。子どもたちには本物の体験をしてもらいたい」と話していた。

収穫した米は学校給食で食べる予定であるが、同校の倉又圭佑教諭は「残りは販売するか、ほかの方法で振る舞うなど子どもたちと相談して決めたい」と話していた。

はさがけする児童

晴天の中、作業に励む児童たち

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