ローカルヒーロー「トチオンガーセブン」が来年3月に映画化
クラウドファンディングのリターンは映画の出演権など
長岡市栃尾の油揚げ製造業「毘沙門堂」の店主・星知弘氏が、企画から監督、脚本、主演、演出、衣装製作など全てを手掛けて話題となった特撮ヒーロードラマ「炎の天狐トチオンガーセブン」が映画化されることとなった。11月にクランクインとなり、封切は来年3月の予定。
15日には、ローカルヒーロー「トチオンガーセブン」が、ロケ現場となる柏崎市で開かれた商店街主催の「えんま祭り」にゲスト参加し、街中を練り歩いた。子供たちばかりでなく大人からも大人気で、トチオンガーセブンの周りには常に人だかりができていた(写真)。
「トチオンガーセブン」は、星氏が幼少期からリスペクトする特撮制作会社「ピー・プロダクション」の作品にならい、昨今の「ご当地ヒーロー」のアプローチとは一線を画す、シリアスでストーリー性の高い本格派の特撮モノとして、自費制作。今年8月にUX新潟テレビ21の深夜枠で全6回放映され異例の好評を博した。
放映後、トチオンガーセブンの人気と知名度は一気に上昇し、NHKの全国ネット人気番組「ひるぶら」にもゲスト出演を果たすほど。県内外のイベントなどで引っ張りだことなった。
今度制作される映画は、テレビ放映された全6回を編集したものに加え、新たに柏崎市で撮影する新ストーリーを加えた内容。県内の映画館に加え、関東方面にも配給の予定。
制作費の一部にあたる100万円をクラウドファンディングで募る。一口5000円で投資した人には、エキストラとして映画に出演できる権利が与えられるほか、エンドロールのクレジットに名前が載るという。