ロボット技術の優秀さを競う「ロボカップジャパンオープン」が長岡で開催
長岡での開催は初
全国や世界から参加者が集まり、自走式ロボットによるサッカー試合や災害復旧ロボットの技術の優秀性などを競うイベント「ロボカップジャパンオープン2019ながおか」が、アオーレ長岡(新潟県長岡市)を中心にスタートした。
長岡での開催は初めて。18日まで実施される。
このイベントは、自走式ロボやヒト型ヒューマノイドなどで戦う「ロボカップサッカー」、災害用ロボットが主体の「ロボカップレスキュー」、生活の場面で人を補助するロボットの技術を競う「ロボカップアットホーム」の3種類で構成。
レスキューとアットホームの一部種目は、来年に福島県と愛知県で開催されるロボット技術競技大会「ワールドロボットサミット(WRS)」にむけたトライアル競技となっており、ロボカップでの状況をもとに、WRS会場で出される競技課題やルールの変更を加える。
地元・長岡からは3チームが参戦。レスキューに参加するのは、長岡技術科学大学と地元企業が産学連携で取り組んでいるチーム「NEXISーR(ネクシス・アール)」だ。チーム名と同じロボットNEXISーRはゴム状の無限軌道(クローラー)を動力に、ジャングルジム状の構造物の間をくぐり抜けてスタートとゴールを往復。
チームメンバーは緊張を抑えつつも冷静になりながら競技に臨んだ。
競技のほかに、ロボット関連セミナーや地元企業の技術・製品紹介ブース、子供向けロボット工作教室(会場はNaDeC BASE)も開催。県産清酒の販売ブースや屋台にも、多くの人が群がり、舌鼓を打っていた。