自民党現職の細田健一衆議院議員が新潟県柏崎市に選挙対策本部事務所を開設
自民党現職の細田健一衆議院議員は25日、次期衆院選へ向けて、新潟県柏崎市に選挙対策本部事務所を開いた。
25日に行った事務所開きには支援者など約50人が集まった。選対本部長の柄沢正三新潟県議会議員が挨拶した後、柏崎市の櫻井雅浩市長、出雲崎町の小林則幸町長、刈羽村の品田宏夫村長が来賓として祝辞を述べた。
柄沢新潟県議会議員は「鷲尾英一郎衆議院議員は自民党の公認ではない。細田さんは2区支部長であり、公認候補になる。これで生産性のない議論はピリオドにしたい。11月に来るであろう総選挙に、細田さんは新潟2区で先頭を走っているといっても過言ではない」と挨拶した。
櫻井市長は「8号線バイパスも来年中に鯨波まで開通する。これも細田さんの力だ。今後は福祉、医療に期待している。医師不足もあるので、細田さんの力添えをいただきたい」と話した。また、長岡市の磯田達伸市長からの応援メッセージが司会者によって読み上げられた。
最後に細田衆議院議員が決意表明。新型コロナウイルス感染症について触れ、「感染者は減少傾向にあり、全国でワクチンを2回打ち終わった人は7,000万人、新潟県では110万人が2回を打ち終わった。これも菅総理の功績だ」と説明した。
また、自民党総裁選に出馬した高市早苗前総務大臣を支持するとし、「以前から高市さんは財政出動をやると言っているところが、支持する大きな理由だ。大規模な補正予算を組んで、地方の経済を活性化させたい」と述べた。
一方、米価が下落していることにも触れ、「農家の方からコスト割れして大変だという声を聞く。補正予算で農家の所得を補填する政策に取り組んでいきたい。ぜひとも小選挙区で勝利する」と話した。
新潟第2区は、旧民主党から無所属を経て、自民党に移籍した現職の鷲尾衆議院議員との保守分裂選挙との見通しとなっているが、安倍前総理が今年7月の柏崎市での講演会で「(新潟2区の自民党公認は)細田衆議院議員で決まりです」と発言しており、今後の動向が注目される。
また新潟第2区では、鷲尾衆議院議員のほか、国民民主党所属の高倉栄氏(前新潟県議会議員)、共産党所属の平あや子氏(前新潟市議会議員)が出馬する予定となっている。
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