糸魚川市の米田徹市長が定例記者懇談会、LINEでの発信は年間5,000人目指す
LINEによる情報発信について
糸魚川市の米田徹市長は27日、新潟県糸魚川市の駅北広場キターレで開催した定例記者懇談会で、無料通信アプリのLINEによる情報発信やマイナンバーカード普及事業について発表した。
市は、お知らせや防災情報などを市民に伝えるため、10月1日から無料通信アプリLINEでの情報発信をスタートする。すでに展開しているメール配信での安心メールと連携した防災情報に加えて、子育てやイベントなどの情報の配信を予定している。
従来の安心メールになかった機能として、画像や動画の配信、ごみの分別の問い合わせに対するチャットポットによる自動回答などが加わった。また、市オリジナルのLINEスタンプとして、ブラック焼きそばやジオパークのキャラクターの採用なども今後検討するとしている。
なお、従来展開していた子育てやごみ・環境、防災、広報など生活に密着する情報を配信した生活応援アプリ「スマラクいといがわ」(登録者2,700人)は10月31日で廃止となる。
市の担当者は「現在展開している安心メールは1万5,000人いる。LINEの登録者数は1年間で5,000人を目指す」と話した。
マイナンバーカード普及事業について
市はマイナンバーカードの普及促進を目的に、既に取得した人や申請した人を対象に市内の温泉施設の利用割引券を交付する。あわせて、コロナ禍で利用客が減少している温泉施設の利用促進を図る。
対象者1人につき100円の利用料金割引券を10枚(計1,000円分)、郵送などで交付する。利用期間は11月1日から来年2月28日までとなる。利用できる施設は市内の温泉宿や温浴施設の10施設。
市の担当者は「新潟県のマイナンバーカード取得率は全国46番目と低い。糸魚川市は34.2%で県内では4番目だが、全国平均より3%低い。現在の1万4,500人から今年度末までに2万人まで増やすのが目標だ」と話した。