立憲民主党新潟県連と連合新潟が定期協議を開催
立県民主党新潟県連と連合新潟は27日、新潟市内で第2回定期協議会を開催した。定期協議会は昨年12月以来、9か月ぶりの開催。
立憲民主党新潟県連からは、県連代表の西村智奈美氏(衆院議員)、副代表の菊田真紀子氏(衆院議員)、黒岩宇洋氏(衆院議員)、森ゆうこ氏(参院議員)、打越さく良氏(参院議員)などが出席。連合新潟からは会長の牧野茂夫氏などが主席した。
開会の挨拶で連合新潟の牧野会長は、「県財政が非常に厳しい状況においてコロナの影響でダブルパンチを喰らっているような状況。私たち働く生活者の立場として、貧困格差をなくしていけるような対応をと、関係団体などと力を合わせています。いちばん大きな問題は人口減少で、その原因がどこにあるのか。昔は奨学金といえば優秀な人が返済なしでもらえるものだと思っていた。今は奨学金を借り、卒業と同時に返済が始まるために結婚できない、子供を産み育てられる環境ではないという声を多く聞いている。そんなことも含め、国会議員の先生方にはご審議いただきたい」と語った。
それに応じるように、立県民主党新潟県連代表の西村智奈美氏は、「この3カ月間、新型ウイルス第5難にがこれほど大きな問題となっている時期でも国会は開かれることがなかった。国民生活、命の問題が置き去りにされたということは本当に悔しい。ぜひ実質的な議論が4日からの国会で行われるよう、引き続きあきらめずに働きかけていきたい。国民一人ひとりの生活、思いに即した政治に変えていくことが必要だと痛感している」と話した。
協議はその後、およそ1時間半にわたり非公開で行われた。終了後に行われた会見の中で西村氏は、「今までは有権者の方に顔を見ていただいたり政策を聞いていただいたりしていたが、コロナ禍で接触を避けなければいけない状況。(次期衆院選の)候補予定者は苦労しながら活動している。連合新潟に加わる組合員の皆さんの中にどうしたら入っていけるか、知恵を絞りたいが、できるところで連合新潟の皆さんからのご協力をお願いしたいと申し上げた」と今回の協議について説明した。
一方、候補者選びが難航している新潟2区について尋ねられ、「遅いと言われても丁寧にやらなければいけないところだと思っている。今、与党も盛り返している中で、(野党間の間に)どこかでヒビが入ってしまったらそれが大きくなってしまう心配がある。そういう意味でも丁寧にやっていくことがこの時期は大事だと思っている」と話していた。