新潟農業・バイオ専門学校の学生が手刈りによる稲刈りと稲架掛け

新発田市板山地内にある水田

NSGグループの「新潟農業・バイオ専門学校(ABio)」食料農業経営科、大学併修農業総合課の1・2学年生39名が27日、昔ながらの手刈りによる稲刈りと稲架(はさ)掛けを行なった。

同校では2011年の開校当初から、新発田市板山地内にある「農業法人 いたやま純心村」所有の水田で稲作を行い、田植え機やコンバインなどの機械を用いた方法と、昔ながらの手植え手刈りを学んでいる。

今年の稲作は、古来の手法を取り入れた本格的な稲作や、キャラクターが米を食べてパワーアップするという今までにないストーリーが話題の和風アクションRPG「天穂(てんすい)のサクナヒメ」とのコラボレーション企画「天穂のサクナヒメ×学生稲作プロジェクト」として実施。5月の田植えから始まり、サクナヒメに奉納するためのコシヒカリを育ててきた。

育てる過程をと大変さを知るからこそ喜びは大きいという

汗ばむほどの好天に恵まれた当日、約5時間にわたり作業をした学生たち。「手植えと手刈りを経験して、機械のすごさを改めて知った」という声が聞かれた。

長時間の作業も楽しみながら行なった

今日刈った稲は稲架(はさ)掛けし、天日と風で乾燥させる。こうすることで米が自然な速度で乾燥・追熟し、炊いた時の味は格別なものになるという。

稲架(はさ)掛け。この光景を目にすることは今や少ない

同校で学んだ学生たちは、農業法人や農業機械メーカーへの就職やスマート農業従事など、将来は農業のスペシャリストとして社会で活躍する金の卵たちだ。丹精込めて初めて育てた米を収穫した達成感は、今後の糧となっていくだろう。

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