糸魚川警察署(新潟県糸魚川市)が糸魚川市立大野小児童の交差点横断を見守り

登校する児童たちの横断を見守る警察官

新潟県は交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けることで交通事故防止を図るため、「夕暮れは 速度を抑えて 早めのライト」をスローガンに30日まで令和3年秋の全国交通安全運動を実施している。

この一環として、28日朝、糸魚川警察署の警察官が新潟県糸魚川市立大野小学校付近の交差点の横断歩道で登校する児童たちの見守りを行った。この日は児童たちが手を挙げて、「おはようございます」と警察官に元気よく挨拶しながら、横断歩道を渡っていた。保護者も沿道に立ち、横断歩道を渡る児童の安全を見守った。

同小学校は住宅地の交差点付近にあり、出勤する車がスピードを出しているケースもあるため、同署管内の小学校では重点地区となっている。このため同署では毎年、交通安全運動の際に児童の交差点横断の見守りを行っており、今回は21日から30日まで市立大野小のほか、市立西海小付近の横断歩道で実施する。

一方、今年4月に交通マナーをまとめた「交通の方法に関する教則」が改訂され、歩行者は運転手に横断する意思を明確に伝えるべきとの内容が記された。これを受け、新潟県警は手を挙げたりドライバーと目を合わせたりするなど、歩行者が横断意思を伝える方法を「渡るよサイン」と命名し、周知を図っている。

同署の担当警察官は「横断歩道を渡る際、子どもたちは手を挙げるが、大人は恥ずかしいという人もいる。その場合はドライバーに視線を送ったり、会釈をしたり、横断歩道を渡るという意思表示をすることが大切になる。高齢者は足が悪い人もいて歩けずに横断歩道の手前の道路を横切る人もいるが、横断歩道の事故も多いので、できるだけ横断歩道を渡ってもらいたい」と話していた。

保護者も沿道に立った

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