新潟県庁で「県庁前ナイトマルシェ」が開催
“稼ぐ不動産”としての活用を検討する社会実験として開催
新潟県庁の若手職員による政策提案推進事業の一環として、「県庁前ナイトマルシェ」が24日午後4時から午後8時まで、県庁前広場で開かれた。広場には、飲食店や物販、体験型のサービスなどの民間事業者が出店し、オフィシャルTシャツなども販売され、家族連れなど多数の人々で賑わった。
県では財源調整用基金が2021年度にも底をつく見通しとなる一方、行政不動産の維持管理費用が増加するなど財政的課題を抱えている。ナイトマルシェは、県の課題を解決するため、県が所有する公共不動産を県と民間事業者が連携して開放し、“稼ぐ不動産”としての活用を検討する社会実験としての位置づけ。県費を支出せず民間事業者からの出店料でマルシェを運営し、その一部を使用料として税収とするスキームだ。
来場した人からは、「(普段は県庁に訪れることはないが)開かれた感じがしていてよかった」という声が聞かれ、県庁の職員は、「想像以上に人が集まって嬉しい。Facebookなどでも継続して情報発信していきたい」と語っていた。
9月20日には県庁で開かれる「公民連携ミーティング」で検証結果を報告する予定。