糸魚川の清鋼材が東証プロ向け市場に上場申請
上場日は9月26日
建設機械と産業機械用の鋼材部品加工などを行う糸魚川市の清鋼材(すがこうざい)株式会社が8月23日、株式会社東京証券取引所が運営するプロ向け株式市場「TOKYO PRO Market」に新規上場申請をしたことがわかった。上場日は9月26日。新潟県内の企業で同市場に上場するのは初めてとみられる。
同社は日本、中国、タイの3拠点で鋼材加工事業を展開。鋼材の切断から曲げ、溶接、塗装などの一貫製造が可能な点が強み。2019年3月期の売上高は44億円、純利益は1200万円。
東証のプロ向け市場は、東証1部など他の市場と違って、取引所が認証した「Jアドバイザー」と呼ばれる主幹事が上場審査・上場後の管理業務を行うことが特徴。清鋼材のアドバイザーはフィリップ証券株式会社が務める。監査証明に要する期間が短く、迅速な上場を目指すため活用されるケースが増えている。新規上場による知名度向上や資金調達の多様化などが図れる。